上手く見える絵についての理論的に考察してみた

一般的に上手く見える絵ってありますよね

ここで言う上手い絵との定義として個性的でクセのある絵とかは省きます
万人が見て上手いなぁ~って思える絵について理論的に考察してみました

結論から言うと

上手く見える絵はバランスが整ってる

当たり前といえば当たり前かもしれませんが
あえて理論的に考察したいと思います

上手く見える絵とそうでない絵の違いは
全体を見た時のバランスが整っているかそうでないかで決まります

上手く見えると好き嫌いは別として考えて下さい
あくまで万人がみて上手く見える絵についての考察です
例えば、萌え絵とかあんまり好きじゃないんだよね~とか言ってる人でも
バランス的に整っている萌え絵は上手く見えますよね

このバランスが整っていることが重要なのです

バランスの悪い絵は細かいディテールが上手くても気持ち悪い絵になってしまう

細かいパーツは凄く上手く描けたのに
全体から見たら上手く見えない絵になってしまうことありませんか

特に絵を初めた人にありがちですが
好きな所は気合を入れて描き、そうでもない所は適当に描いてしまうみたいな感じです

よくある例だと顔とか気合入れて体は適当に描くと
頭でっかちのバランスが悪い絵になったりします
子供の絵とかそんな感じですね

そこまで極端でなくても
人間の脳は手足の長さの比率、目鼻口の配置とか
ちょっとしたバランスの悪さを敏感に違和感として感じ取って
なんとなく上手い絵に見えないのです

普通の人でも感じる違和感ですから
絵の上達を目指している人は練習する過程でこの精度が上がっていきます
すると絵のスキルと感覚とのギャップに悩んだりします

自分が描きたい絵が描けない…と
スランプはこの辺りに原因があるのかもしれませんね

バランスが整ってる絵は、簡単な絵でも上手く見える

よくプロの人が適当に描いた落書きでも
上手いと感じるのは
絵のバランス感覚が整っているからなのです

逆に考えるならバランスさえ整っていれば
どんなに簡単に描かれた絵でも上手く見えるという事です

上手い絵を目指すならまずはバランスを意識することが重要です

可愛い女の子の顔やカッコいいメカを描きたいと思うかもしれません
先にバランス感覚を身につける練習をした方が最終的には効率が良いのです
本当にやりたい細かいディテールの描画は
美味しいものは後に取っておく感覚で後でじっくりと練っていけばいいのです

具体的にバランス感覚ってどうやって身につけるのかと言うと
やはり基本的は模写とトレースです

模写やトレースはバランス感覚を身につけると言う目的意識で行う

先ほど人間の脳はちょっとしたバランスの悪さに違和感を感じてしまうと言いました
そしてその違和感を感じないバランスで描くスキルがないと
描いた絵が上手く見えない理由なのです

脳が違和感を感じなくなる程度のスキルを手に覚えこませるのが
模写やトレースで行う練習なのです

この意識があるかないかでトレーニングの効率が違ってきます

まとめ

結局上手い絵というものはバランスが良い絵という事です
バランスが良い絵とは脳が違和感を感じない絵のことです

バランスさえ整っていれば
簡単なパーツで描いても繊細なディテールで描いても
上手く見える絵になるのです

上手い絵を目指すなら
とにかく先にバランス感覚を手に覚えこませる事が最優先です
バランスが良い絵が描けるようになったら
目鼻口が線や点の簡単なパーツでも上手く見えるようになります
細かいディテールは脳が違和感を感じない形が描けるようになってから
後からじっくり鍛えていくのが絵を上達させる近道になるのです

急がば回れなのです

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