絵を上達させるために行なう模写やトレースで身につくスキルとは

模写やトレースって絵の上達に欠かせないと言われていますが
具体的にどういったスキルが身につくのといったお話です

結論から言えば

様々な物の形や構造を理解して描ける絵のパターンを手に覚えさせることです

正確には脳に物の構造や形インプットするのです

人間の脳は形を物凄く大雑把に覚えているのです
ほとんどの物を丸、三角、四角程度にしかとらえていません

例えば
顔は丸い、鼻は逆三角形、口は四角とかです

モノを描く際には脳がとらえている抽象的な形を描いてしまう

実際見て描いてるはずなのに上手く描けないのは
こういった脳の仕組みにあるんですね

脳の中にある抽象的な形の解像度を上げていくために
トレースや模写トレーニングをするわけです

見ないで描けるようになるには
まずじっくりと見ながらトレースや模写を行い
脳に構造や形を理解させてはじめて出来るようになるのです

では理解出来てない物を描くためにはどうすればよいのか

森羅万象すべての物の形を覚えなくてはならないのかというと
さすがにそれは現実的には無理があります

なので資料を見て描くのです
これはプロでもアマチュアでも同じです
すべてを見ないで描いてる人はいないと思います

とは言えある程度の基本的なパターンさえ覚えて身につければ
かなり絵は上達することができます

今回は心構え的なもので次回は

基本的なパターンや模写やトレースの効果的なやり方など実践編として書いていきます
私が試している裏技的な物もあるのでそこらへんも書いていきたいと思ってます

まとめ

まず初心者はトレースで描きたい物の形や構造を確認して
それを模写によって手に(正確には脳に)覚えるこませることが
模写やトレースのする本当の意味なのです

他のジャンルのトレーニングにも言えますが

トレーニングを行う場合はその目的意識がないとほとんど意味がありません

そのトレーニングはどうしてやるのか
どういった効果があるのかを理解しないで
努力や根性論でやみくもにトレーニングをやらせるのは古い悪習ですね

昔、足腰を鍛えるためにやらされたウサギ飛びなんか悪い例です
最近ではあんなもの膝を悪くするだけでほとんど効果もないと言われています
こういった訳の分からない根性論を振りかざす脳筋の人は今だいるので
気を付けたいものですね、自分が言うのもなんですが古い昭和世代に多いです(笑)

トレーニングとは正しく内容を理解した上で自分の意志で行うのが最も効率が良いのです

何のためにやらされているかも分からず
誰かにやらされているようなトレーニングなんて
まったくの時間の無駄です

同じことは勉強にも言える事でしょう

理由も分からず誰かに一方的に教え込まれることを
洗脳=教育と言ってもいいかもしれませんね

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